【クリスマスイルミネーション】家をセンス良くデコレーションする方法

クリスマスが近づくと、街中がきらきらとイルミネーションで美しく照らされて、庭や玄関でイルミネーションを楽しむ家庭が増えてきますね。

「自分の家もイルミネーションで彩りたい」と思い立っても、何を準備すればよいのか、どうしたらキレイにデコレーションできるのか、迷う点は多いかもしれません。

この記事では、イルミネーションライトの種類や、庭での楽しみ方のポイント、取り付け手順、さらにはデザインのアイデアなどをご紹介しますので、どうぞ活用してみてください。

庭でイルミネーションを楽しむ最適なスポット

イルミネーションの設置場所は、目的に応じて最適な場所が変わります。

イルミネーションデビューする方は、取り付けや取り外しが簡単な照明を玄関に２～３種類選んで飾ることから始めてみるといいでしょう。

手間がかからず美しいイルミネーションとして、「3Dモチーフ」が近頃人気を博しています。

庭に設置するイルミネーションライトのバリエーション

イルミネーションには「電源タイプ」「形状」「電球の種類」など、いくつかのカテゴリーが存在します。それぞれの特性を把握すると、選ぶ際の参考になります。

電源タイプの種類

「ソーラーイルミネーション」「プラグ式イルミネーション」「電池式イルミネーション」などがあります。

●「ソーラーイルミネーション」

ソーラーイルミネーションは太陽光で充電できるので、電気代が発生しないのが一番のメリットです。

基本的にオートライト機能が搭載されているため、手間をかけてスイッチを押す必要がない点も便利です。電源がない場所でも気軽に設置できます。

ただし、欠点としては、天気が曇りや冬場で日照時間が少ない場合、充電が不足して点灯しないケースもあるので注意してください。

●「プラグ式イルミネーション」

このタイプには「100V仕様」と「ローボルト仕様」があり、どちらも電源コンセントが必須です。100V仕様は、プロが使用する本格的な業務用照明です。設置には電気工事士の資格が必要なため、近くのエクステリア専門店や電気店で相談することをおすすめします。

ローボルト仕様は、100Vの電圧を12V、24V、36Vの低電圧に変換して使用するので、手軽に設置ができます。万が一、漏電や配線の切断が起きた場合でも、ショックを受けないので安心です。天気に左右されずに安定して点灯でき、タイマー機能でオンとオフを簡単に操作できます。

●「電池式イルミネーション」

電池式イルミネーションは、場所を問わずどんな環境でも使えます。太陽が当たらない日陰や、電源コンセントがない状況でも照明が可能です。

ライト形状の種類

ツリーや庭に巻きつけるクラシックなストレートデザインや、そのまま置くだけで魅力的なモチーフライトなど、多彩なバリエーションがあります。

●「ストリングライト」

このストレートタイプのライト、通称ストリングライト、は長い間多くの人々に愛用されています。一本のケーブルに多数のLED球が配置されており、家庭用のクリスマスツリーにもよく用いられます。庭での使用では、木や支柱、オベリスクやアーチなどにこのライトを巻きつけて、三次元的な照明効果を楽しむことができます。

●「ネットライト」

このタイプは、植木や塀など広い面積を一度に照らすことができるネットライトと呼ばれています。広げるだけで設置が完了するので、取り付けにかかる時間も大幅に削減できるという点が魅力です。

●「カーテンライト」

このタイプは、美しい光のカーテンや氷柱のような演出が可能な吊り下げ式イルミネーションです。別名「つららライト」とも呼ばれています。

家の軒下や壁、窓辺、さらにはフェンスに吊るすことで、その場所を贅沢に装飾することができます。

●「モチーフライト」

サンタクロースや雪だるまといった三次元のモチーフが、空間の主役となる存在です。これらを配置することで、空間にリズムと焦点が生まれます。

複雑な電線のつなぎ合わせが不要で、単に置くだけなので、誰でも手軽に美しいイルミネーションを楽しむことができます。

●「スポットライト」

このタイプは、特定の木や壁にスポットを当て、その陰影を楽しむことができるライトです。

クリスマスだけでなく、一年を通じてガーデンの照明としても役立つ多目的なライトです。

電球についての選択肢

昔ながらの白熱球や蛍光球、ハロゲン球といった選択肢もありますが、最近のイルミネーションに多く使われているのはLED球です。

LED球の特長は、少ない消費電力で電気代が抑えられる点と、長い寿命があるのでコストパフォーマンスに優れています。

さらに、発熱が少ないので、植物や木にも優しいと言えます。

近頃では、微細な光が魅力のマイクロLEDを採用したイルミネーションも人気が上がっています。

庭におけるイルミネーションの装飾アイディア

イルミネーションを庭に飾る際に、どうやって美しく演出するか迷いますよね。設置場所に応じて、デコレーションの仕方やライトの組み合わせ方が違いますので、ぜひ参考にしてみてください。

【玄関・窓・フェンス】におけるイルミネーションの提案

玄関でのおすすめは、ドアにリースを飾りつけ、それにストリングライトを組み合わせる手法です。そうすると、訪れる人々が感嘆するような素晴らしい雰囲気を作り出せますし、植物の魅力も一層引き立ちます。

窓では、室内から電源を接続し、窓の内側にカーテン型のイルミネーションを吊るすのが効果的です。また、窓のすぐそばにイルミネーションがついたツリーを飾ると、いつでも美しい光景を楽しめます。

フェンスや外壁には、カーテンライトを吊るすか、または形が分かるようにストリングライトを配置するのも素敵なアイデアです。周囲に沿ってライトを設置することで、特に夜に印象的な外観になりますよ。

【樹木・デッキ・ベランダ】で試したいイルミネーションの工夫

樹木や柱を飾る場合、ストリングライトをぐるぐると巻き付ける方法が一般的です。

小さな木であれば、らせん状に巻き上げてクリスマスツリー風にするのがおすすめ。一方で、高い木には、枝に従ってストリングライトを巻いていくと、見事な仕上がりになります。

ベランダの装飾には、ストリングライトを窓枠から手すりに向かって吊るすのが効果的です。これにより、大きな木やツリーが不必要であり、限られたスペースでも豪華な演出が可能になります。

イルミネーションを庭に飾る際のステップと便利グッズ

例えば、樹木に取り付ける際には、ビニールタイや吊り下げ用のフックなど、専用の固定パーツが販売されていますので、これらを上手に活用することをおすすめします。

樹木にストリングライトを巻き付ける場合、木とライトをしっかり固定する必要があります。

ビニールタイは切断するのに便利なカッターがついており、複数のイルミネーションを安定して固定できます。また、ソフトタイと呼ばれるものは、柔らかいゴムで覆われていて、植物に優しく、かつ確実に固定することができるアイテムです。

吊り下げるタイプのイルミネーション、例えばカーテンライトを取り付ける際には、S字フックが便利です。

もしも固定できる場所がないというケースでは、そのための取り付け部分を設ける必要があります。ここでは、シェードを確実に固定する専用金具を使用するとよいでしょう。

さらに、植物を誘引する用途で用いられるアーチやオベリスクも、イルミネーションの装飾に活かすことができます。これを使用すれば、光で作るトンネルやツリーのような演出も手軽に実現できます。

庭のイルミネーションを安全かつ快適に楽しむためのガイドライン

庭でイルミネーションを楽しむ際、3つの重要な注意点があります。近隣の方々にご迷惑をかけないよう配慮し、また事故防止にも気をつける必要があります。

注意点１：光の管理

イルミネーションの明るさは、窓のカーテンを通してでも眩しいと感じられることがあります。このような状況が近所の方々の睡眠を妨げる可能性もあるので、配慮が必要です。

具体的には、隣家の窓に直接光が当たらないように設置を工夫する、または点灯モードを「点滅」から「一定の明るさ」に設定するといった手段が考えられます。さらに、日が暮れてから４時間後に自動で消灯するようなタイマー設定を施せば、21時頃には光が消えて、周囲に安眠の環境を提供できます。

タイマー機能が内蔵されていないイルミネーション製品には、独立したデジタルタイマーを接続して、点灯時間と消灯時間を自動でコントロールできるようにしましょう。

注意点２：電気配線と安全対策

イルミネーションを屋外で設置する際には、防水や漏電防止がとても重要です。屋外で使える照明器具やイルミネーションには、通常「防水」や「防雨」と明記されています。

ただし、「防滴」と表記されている製品は、水滴からは守れますが、「防水」や「防雨」よりも水への耐性が低いので、慎重に取り扱ってください。そして、操作用のコントローラーは、水に浸かる可能性がある地面に置かないよう心掛けましょう。

電源との接続は、屋外用の丸型プラグを活用するのが良いでしょう。複数のデバイスをつなぐ場合や延長ケーブルが必要な場面でも、同様に丸型プラグを選びましょう。未使用のプラグ口は、キャップでしっかりと閉じておくことが推奨されます。

雑然とした配線は、美しいイルミネーションの演出を台無しにします。そのため、タップやプラグは専用のボックスできちんとまとめ、水からも守っておきましょう。

また、イルミネーションのシーズンが終わった後は、コードやイルミネーション自体を専用の収納ラップに巻いておくと、次のシーズンに再利用する際にも手間がかからず便利です。

注意点３：設置場所と安全対策

イルミネーションを高い位置に、例えばシンボルツリーや建物の外壁、2階の窓やベランダに取り付ける場合は、安全を確保するためにも、一人での作業は避け、複数人で行ってください。特に窓や車の近くで作業する際は、風に飛ばされたり落下してガラスが割れるリスクがあるため、確実に固定することが重要です。

また、歩行者や車が通行するルート、さらには植物に水をやる作業を妨げるような場所への設置は避けましょう。

さらに、イルミネーションによって多くの人々が集まる場合、騒音やゴミの問題、防犯面でのトラブルが発生する可能性も考慮に入れてください。

そのような状況を避けるため、近隣の住民には事前にイルミネーションの設置と点灯を通知するなど、周囲への配慮も怠らないよう心掛けてください。

イルミネーションを美しく配置するコツ

庭全体のコンセプトを前もって考えておくと、イルミネーションを効果的に配置することができます。

地面に多数のオブジェやモチーフを散らばらせてしまうと、視線が底辺に集中してしまいます。そうすると、一つ一つのアイテムが引き立たなくなる可能性があるので、特定のエリアには２〜３点の装飾でまとめることをおすすめします。

色についても、多くの色を使用すると印象が散漫になることがあります。１色で全体をコーディネートするか、多くても２〜３色に絞ると、統一感が出て美しい仕上がりになります。

たとえば、シャンパンゴールドだけでまとめる、またはホワイトとシャンパンゴールドを組み合わせるなどが考えられます。

さらに、イルミネーションは夜だけでなく日中も目につくものですから、日常の活動エリアや既存の景色に合うように配置することも重要です。

自宅の庭でイルミネーションを心地よく楽しむためのポイント

イルミネーションを飾る際には、どんな場所を照らしたいのか、どのような雰囲気を作りたいのか、予算はどれくらいか、そして自分の好きなライトの種類は何か、これらを事前に考慮することが重要です。さらに、安全な設置と近所の人々への気配りも欠かせません。

美的センスと安全対策、近隣への配慮がしっかりと合わさったイルミネーションは、家族はもちろん、周囲の人々からも喜ばれることでしょう。

上手にコーディネートして、長期間にわたりイルミネーションの魅力を堪能してください。